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よろづ図書倉庫『向日葵』

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短編小説


【スマ邸DX】ハジマリ ノ ハナシ  (シリアス)






かつて、その世界はマスターハンドの暴走で危機にさらされていた。
「創造欲」の暴走で、世界のバランスが崩れようとしていたのだ。


それを止めたのは、「創世主」と呼ばれるものだった。
創世主のことは、あまり知られていない。しかし、あらゆる世界を駆けるもの。そう伝えられていた。


創世主はマスターハンドを止めるため、あらゆる世界の戦士たちを集結させた。


―――それが、「スマッシュブラザーズ」の原点だった。


彼らは、創世主の作った世界でマスターハンドと戦い、勝利を収めた。
しかし、その世界は消され、戦士たちも元いた世界に帰された。


しかし、危機が再び迫った。


マスターハンドが自らとバランスを取れるよう創った、クレイジーハンド―――「破壊欲」の存在。
その力が大きすぎた。再び、世界が破壊されそうになった。


再び、創世主はあの世界を創った。
戦士たちを集結させた。新しく加わった者もいた。


激しい、激しい戦いの末、彼らは勝利した。


しかし、今度は前のようには終わらなかった。


マスターハンドと戦士たちが、創世主に作った世界を消さないよう頼んだ。
創世主は、その願いを受け入れ世界を残し、そのまま消えた。


それから、戦士たちは娯楽としての戦い―――『乱闘』をするようになった。



スマブラ邸は、その戦士たちが集う場所……。







     ハジマリ ノ ハナシ







「やーーーっと見つけましたよ創世主さん! どこに逃げてるのかと思ったら人の中ですかー?
なに、転生でもするつもりだったんですかー? えー?」


「……何を言ってるの」


「うっわきびしっ」



……私はなぜここにいる? 私は心の中で問う。


さっきからこの手袋……マスターハンドの言ってることが、わたしには理解できない。
創世主だとか、聞きなれない単語ばかりだ。



「……あっ、君は無理して理解しなくていいよ! 今のセリフは、君の中に言ってたわけだから、ね!」


「ね、って……お前は何を言ってるの? 何でここにつれて来たの、わたしの中って?」


「一気に聞かないで! ……何から話せばいい?」


「―――この世界につれてきた理由」



私は、とりあえず言っておいた。それさえ分かれば、全てわかる気がする。
マスターハンドは咳払い(のような音がした)をすると、話し始める。



「まぁ、それは簡単に言えば、君はこの世界に必要なんだ。
君の中には、この世界を創った存在……創世主がいる。
創世主の力があれば、またこの世界に何かあっても安心だしね。
……理解した?」



マスターハンドがたずねてくる。私はうなずいた。
とりあえず、私を必要としているのだろう。……正しくは、私の中にいる「創世主」を。



「まぁ、そういうわけでスマッシュブラザーズの住むスマブラ邸にいて欲しいんだけど、創世主がいるってことをばらすと大騒ぎになるでしょ?
だから、君には家政婦としてスマブラt「お断りします」



私ははっきりといった。そして、その場を去ろうとする。



「あぁっ、帰らないで! せめて見るだけ、ねっ!」


「私は高校生なのよっ!? そんなことやってる暇はないわ」


「その件は大丈夫だよ! てゆーかそっから帰れな……いでっあでっうにゅうッ!!」



後ろから、マスターハンドの情けない声が聞こえた。
私は思わず振り向く。



「マスター、こんなところでどうしたんですか?」


「変なところにいるなよな、もう」


「乱闘するから、ちょっとどいてよー」



そこには、さっきまでいなかった3人の男の人。
一人は金髪、一人は青い髪、もう一人は赤毛の人だった。

……かっこいい。
特に、あの赤毛の人。



「あれ、君は?」



赤毛の人が私に気づき、話しかけてくる。


……今、心拍数が跳ね上がった気がした。



「ほら、スマブラ邸住人多いでしょ。だからそのお世話役として雇ったの」


「あ、それ助かる。いつも俺が家事やってたから」


「でっしょー?」



マスターが体(手?)を傾げて言う。
金髪の人は、うれしそうにうなずいている。



「じゃあ、新しい仲間ってことになるんだね」



青い髪の人がこちらを見て言う。

仲間?
……私のこと?



「そっか。君、なんていう名前なの? あっ、僕はロイ」



赤毛の……ロイさんがたずねてくる。


名乗ろうと思うが、うまくいえない。
恥ずかしいというか……なんか、顔が熱い。



「ん?」


「ほら、ロイ。この子も驚いてるよ。あぁ、僕はマルス」


「俺はリンクだ、よろしくな」


「あ……はぁ」


「それで、君の名前は?」



ロイさんが笑顔で聞いてくる。



「あ……私の名前は……
蘭、です」



私は、小さな声で言う。



「蘭って言うんだ。かわいい名前だなー」



ロイさんが言う。


かわいい……のかな。
けど、なんかうれしい。ロイさんに言われて。



「ところで、乱闘はどうする」


「あ、そういえばそのために終点にきたんだった! あはは……マスター気絶してるし」


「とりあえず、マスターは無視してやってようか。あ、蘭もその当たりで見てなよ」



ロイさんが、私に言う。
私は、気絶したマスターの横まで行くと、座り込んだ。



「よぉし、今度はマルスに勝つぞー!」


「僕だって負けないよ」


「いやー、どうせマルスが一位だろー」



……これから私は、この人たちとすごすことになる。


小さなようで大きな物語が、始まった。









あとがき


前置きなげぇぇぇ!
ちなみに言うと、このスマ邸DX編はスマ邸LIFEとは似てるようで違う話です。
ただ、若干対照的な部分が多いです。
ちなみに言うとロイ、大好きですよぉw
書けるなら(そしてリクエストがあれば)続きも書いてみようと思います。

ちなみに、蘭さんのイラストはこちらの記事


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