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よろづ図書倉庫『向日葵』

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長編ポケダン小説  ポケモン、団長、探検隊。


【PDT】第二話  遺跡のかけらを取り戻せ


「アイク、大丈夫?」


「何がだ」


「何が……って、技のこと! 元人間でしょ? 技の使い方わからないでしょ」


「いや……直感的にわかる……気がする




アイクの言葉にピカはずっこけそうになった。
「気がする」かい! ていうか直感的って何さ!
しかも間が長いよ!!

(ピカの心の叫び)




「まぁ、このあたりのポケモンはボクでも蹴散らせるし……とりあえず、後ろから援護するだけでもお願いね!」


「わかった」




ピカは「アイクが技を使えればもっと助かるけど」という言葉を飲み込む。


今は、早くあのドガースたちのところに行かなければ。あのかけらを取り返さなければならない。
あれはとっても大事なものだから。


……そのときアイクは何も考えていなかった。




「にしても、本当に襲ってくるポケモンが多いな……お前がさっき話していたのとおんなじだ」


「うん。何だっけ、時間がおかしくなってるとかで……」


「そうか」




「内なる英雄精神」、目覚める気配なし。


けど、ピカは「内なる英雄精神」が目覚めなくてもアイクはアイクなんだし別にいいかなーとも思っていた。
ピカはおおらかだった。




「……」




向こうでアイクは敵のポケモンにひたすら体当たりをしている。それしか技がないのだ。
(体当たりを技と呼んでいいのかはさておき)




「……」


しゅぽぽぽっ


「!!」




ピカはそれを見て驚いた。
今アイクが使ったのは、草タイプの技「吸い取る」だった。




「アイク!? え、今の……」


「できた」


「うん、できたねすっごいね!! けど……ホントに使えるとは……」


「どうした? これで俺もまともに戦えるだろ?」


「うん! 戦線復帰ダネっ!」


「声裏返ってるし復帰じゃないし」




ピカは、元人間でも技が使えることに驚きだった。


アイクは……別に何を考えているというわけではなかった。






すたすたと、洞窟の中を歩いていく。




「だいぶ奥まで来たね」


「あぁ」


「ドガースたち、どこにいるんだろう」


「さぁな」




もう少ししゃべってよ、という言葉をピカは飲み込んだ。
アイクが無口なのは元からだ。


しばらく歩くと、広い場所に出た。
その奥に、ズバットとドガースがいる。




「いたっ!!」


「ん? 誰かと思ったら弱虫くんじゃないか」


「う……盗んだものを返してよ! あれはボクにとっては大事な宝物なんだ!」


「ほう、宝物ねぇ……やっぱりあれはお宝なんだな?」


「どこかにうっぱらえば高い値がつくかもしれないな。けっ、余計返せなくなったぜ」


「えーーっ!?」




ピカはドガースの言葉を聞いて今にも泣きそうだ。
アイクが一歩、前に出た。




「変なことを言ってないで、それを返せ」


「ふぅん……じゃ、力ずくで取り返すんだな、へへっ」


「―――それを言ったこと、後悔させてやる。


……覚悟しろ




戦闘体勢に入るアイク。
ピカも、アイクを見て構える。


やっぱり、アイクだ。変わらない。(今のせりふとか)




「ボクはズバットを倒すよっ。アイクはドガースをお願い!」


「わかった!」




ピカはズバットに向けて電撃を放つ。
アイクはまっすぐドガースに向かっていき、体当たりをした。
ズバットとドガースも、攻撃する。


大切な仲間とともに戦えば、その強さは何倍にも増す。
ピカは、そうおもった。


そしてアイクは……ただ、ピカの「大事なもの」を取り返すことだけを考えていた。


アイクが、ドガースにむかって吸い取るを繰り出す。
ドガースは必死に耐えるが、倒れてしまう。
アイクはすぐに狙いをズバットに変えた。
向かっていき、体当たりをする。吹っ飛んでいくズバット。
ピカがそこに電撃を繰り出す。ズバットはそれを思い切りうけ、倒れた。




「ちくしょお……」


「これは返してやる。まぐれで勝ったからっていい気になるなよ!!」




ズバットとドガースは石を置いてすたこらと逃げていった。
ピカはその石を手に取った。




「よかった、遺跡のかけら……無事だった!」




ピカはとてもうれしそうな顔になった。




(成り行きで助けてしまったが……別にいいよな。
他人……他ポケモンか? まぁとにかく、他の奴を助けて損することはないんだし)


「アイク、これがボクの宝物……遺跡のかけらだよ」


PDT st2遺跡のかけら


ピカは石をアイクに見せる。
不思議な模様の描かれた石。見たこともないような、なんともいえない模様だった。




「前、拾ったんだ。僕、このかけらの秘密を探りたくて、探検隊を目指してるの。
けど、ボク……臆病でさ。ギルドに弟子入りしようと思ってもできなくて」


「そうなのか?」




きょとんとするアイク。




「さっきの様子を見る限り、そうは見えないが」


「……ありがとう。けど、本当。いつも驚いて逃げちゃうんだ」




いつも、ふんきりがつかず弟子入りができない。
弱気だった、臆病だった。
でも、今は勇気が出た。


アイクがいたから。




「アイク、一緒に探検隊しよう?」




ピカがアイクに言う。




「アイクと一緒なら、がんばれるんだ。行くところもないでしょ?
それに、今の戦いもすごかった! ねぇ、一緒に探検隊やろう!」


「んな……っ」




アイクはふと思った。
ピカと一緒に探検隊をすることで、自分が何者なのかがわかるのではないかと。
どうせ行く当てもないし。
アイクはゆっくりとうなずいた。



「やったぁ! じゃあ、プクリンのギルドに行って、弟子入りをしてこよう! そこで、一人前の探検隊になるため修行するんだって。
大変そうだけど……がんばろうね、アイク!」




にこり、と笑いながらいうピカ。
アイクも、少しうれしそうな表情だった。


こうして、ピカとアイクの探検隊が結成された。
そしてそれは、これから起こるであろうはるかな冒険の入り口だった。








あとがき


ピカ×アイク?(なんじゃそりゃ)
ピカが攻め。天然攻め。(だからなんだよ)
戦闘シーンぜんぜん書いてなかった。まぁ、アイクの「覚悟しろ」が書けたからよかったけどw
記憶がなくてもアイクらしいところは残っているようです。問題はラグネルがないことだけ(笑)
今回は前回とは挿絵のタッチを変えてみました。水彩風。ほとんどうろ覚え。あとから見たらかけらって茶色じゃねぇ;;
……いいや、もう!(ぇ
さーて次回はギルドに弟子入り! たのもーっ!(あんたがいってどうすんだ)


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