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よろづ図書倉庫『向日葵』

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長編ポケダン小説  ポケモン、団長、探検隊。


【PDT】第五話  頭の中に響く声





今日のスマッシュの仕事はお尋ね者退治。
ペラップは




「極悪ポケモンもいればこそ泥もいるしホントピンキリ♪
弱いのをえらんで懲らしめちゃってくれ♪」




と言っていた。


今ピカとアイクはその準備のため、トレジャータウンに来ていた。




「はい、リンゴと装備品と木の実と……こんなもんかな」


「にしては多くないか」


「だって悪いポケモンを退治するんだよ! 準備は万全にしなくちゃ」


「つまり怖いと」




アイクに言われてうっ、となるピカ。
図星だったようだ。




「カクレオンさーん!」




向こうから、青い玉に耳と尻尾が生えたようなポケモン――――マリルとルリリが駆けてくる。




「すみません、リンゴください」


「はいよ!」




カクレオンはマリルたちにリンゴを渡す。
受け取ったマリルたちはカクレオンに礼を言うと、リンゴを持って去っていった。




「まいど~! いつも偉いねぇ」


「え?」


「いやね、あの2匹は兄弟なんですけど、最近お母さんの具合が悪いんで代わりにああやって買い物してるんですよ」


「まだ幼いのに偉いですよね~」


「へぇ~」




話をしていると、さっきのマリルたちがあわてて戻ってきた。




「おや、どうした? あわててもどってきて」


「リンゴが一つ多いです!」


「僕たち、こんなに多く買ってないです」


「ああ、それはワタシからのおまけだよ」




ピカはマリルたちのの会話を見て和んでいた。
アイクは相変わらず何も考えてない。


マリルたちは会話を終えると、駆け出した。途中ルリリが転び、リンゴが転がってしまう。
アイクはそのリンゴを拾いルリリのほうに歩く。




「す、すみません」


「いや、別に」




そして、ルリリにリンゴを返した。


そのときだった。
いきなり、アイクをめまいが襲った。




(何だ、これは……? めまい、か……?)


時空の叫び


頭の中で閃光が走る。




――――た……助けてっ!!――――




そして、声がした。




(! 今、助けを求める声が……?
このルリリの声か?)




アイクはルリリを見る。ルリリはきょとんとしていた。


遠くでマリルが、ルリリを呼んだ。
ルリリはあわててマリルに駆け寄った。




「微笑ましいねあの2匹……ってあれ、アイク? どうしたのボーっとして」


「あ、いや……ピカ。今「助けて」って声が聞こえなかったか?」


「いや、聞こえなかったよ。カクレオンは聞こえた?」




ピカがカクレオンにたずねる。
カクレオンは首を横に振った。




(気のせいか……? いや、そんなはずない。
確かに聞こえたんだ。あのときの声は……間違いない。


ルリリの声だ……)




「アイクー、ボーっとしてないで行こうよー」




ピカに呼ばれてはっとするアイク。ピカはもう遠くにいる。
アイクはすぐにピカのほうに走っていった。


ピカとアイクがギルドへの道を歩いていると、マリル兄弟が誰かと話しているのを見かけた。
2人はそちらに歩いていく。




「どうしたの?」


「あ、さっきの!」


「僕たち、前に大切なものを落としちゃって、ずっと探してたんですけど見つからなくて」


「でも、このスリープさんがそれなら見たことがあるかもって!」




嬉しそうに言うマリル兄弟。
ピカもよかったね、といった。



「いやいや、君たちみたいな幼い子が困ってるのを見たらほっとけないですよ。早く探しに行きましょう」


「うん!」




スリープとマリル兄弟が歩いていく。




どん。




アイクとスリープがぶつかってしまう。スリープは謝ると歩き去っていった。


そして、またアイクはめまいに襲われる。




(これは……っ)




「スリープって親切なポケモンだね。感心するや。
悪いポケモンが増えてるって言うのに、なかなかできないよね」




ピカはアイクの様子に気づかない。




(ま、また……だ。またあの、めまい……)




さっきと同じように、閃光が頭の中で走る。


頭の中に浮かんだのは、映像だった。
ルリリとスリープが話している。雰囲気は和やかではないが……




――いうことを聞かないと……痛い目にあわせるぞ!――


――た……助けてっ!!――





そこで映像が途切れる。




(今のは!?)




「あれ、アイクどうしたの? 「深刻です」オーラが漂ってるけど……」





アイクの表情の変化は読み取りにくい。
ほぼ常に仏頂面。




「あ、いや……ピカ。話があるんだが」


「?」




アイクは今見えたことの話をした。ルリリがスリープに襲われていたことを。




「それで、早くルリリを助けに行こうって……?
そ、それは大変だよっ! けど……でも……」


「でも?」


「アイクのこと信用してないわけじゃないよ。けど……ボクは信じられないな。
スリープはあんな……すごく親切そうなポケモンだったじゃない。
ボク、さっきの様子見てたけどすごく仲よさそうだったよ」


「そう、か……?」


「アイク、疲れてるんじゃない? それで悪い夢を見たのかも」




ピカがアイクにいう。
けど、アイクはその言葉を飲み込めなかった。




(悪い夢、だったのか……? 確かに親切そうなポケモンだったが……)




「それに、ボクたちはまだ修行中だよ。勝手なことは出来ないよ。
気になるけど、今はギルドの仕事をしよう。ビッパが待ってるよ」


「そうだな……」




アイクとピカは再び歩き始める。












あとがき


ツッコミはご自由にっ!
アイクの力が発動しましたねぇ。もうこのあたりの設定が目茶苦茶です。というか無理矢理の領域。
アイクの表情は絶対読み取りにくいと思うんですよ。ナエトルだし。
……ナエトルじゃなくても読み取りにくいと思う。
あ、今回珍しくギャグがない。
次回、お尋ね者退治。


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