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よろづ図書倉庫『向日葵』

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長編ポケダン小説  ポケモン、団長、探検隊。


【PDT】第十話  滝の秘密







すたすたと道を歩くアイクとピカ。
後ろには、リンクとマルスもいる。


今日、スマッシュはトレジャータウンから少し離れたところにある滝を調べるようにいわれた。




「……なぁ、ピカ」


「なんでしょう?」


「朝にペラップが言ってたよな、「キサギの森の時が止まった」って」


「時が?」


「ねぇ、それってどういうこと?」




リンクとマルスがピカたちに詰め寄る。どうやらそのことを知りたいらしい。




「今日、ペラップが話してたの。トレジャータウンの北東のほうにある、キサギの森の時間が止まったって」


「え……それ、どういうこと?」


「ペラップが言うには、時が止まったキサギの森は風もないし雲も動かないし、朝露も落ちずその場でたたずんでるらしいよ。
それで、その原因はキサギの森にあった時の歯車が盗まれたからだって……」


時の止まった森…


「時の歯車? なんだよ、それ」


「その地域の時を守るものらしい。
どんな悪いポケモンでも、触れないはずのもの……だよな、ピカ」




ピカにたずねるアイク。ピカはうなずいた。


どんなポケモンでも触れようともしないもの。それが盗まれるとは……
盗んだポケモンはどんな変わり者なんだろうか、とアイクは思った。




「時が止まった世界、か……なんだか想像するだけでも怖いな」


「本当だね……」


「あ! あれだよ、滝って!」




ピカが向こうにある滝を指差す。
アイクたちはその方向に向かう。




「この滝に、秘密があるの?」


「そうらしいが……」


「何もないよな」




ただ、勢いよく水が流れ落ちているだけの滝。
見る限り変わったところはなさそうだった。




「……ずいぶんとすごい勢いだね」


「ホント。すっごい……」




ピカが言いながら滝に触れる。
そのとたん、ピカは滝に弾き飛ばされる。




「うひゃぁ!」


「ぴ、ピカ大丈夫か!?」


「えへへ、大丈夫。アイクも触ってみなよ」


「嫌がらせか」


「行きなよw」


「……;」




マルスの気迫に押されたアイクはそろそろと滝に触れる。
アイクが触れたとたん、水の流れる勢いに負け吹っ飛ばされた。
吹っ飛んだアイクを、リンクが受け止める。




「けど……普通の滝だよね」


「勢いが強いだけだよな」


「そうだな……
―――っ!?」




アイクはいきなり、めまいを感じた。
『あの時』と同じだった。


―――ルリリとスリープのときと、同じ。




(これは……あの時の!)




そして『あの時』と同じように、閃光が頭の中で走った。


頭の中で、映像が映る。
今いる滝の前に、ポケモンがいる。
そのポケモンは助走をつけて滝に飛び込んだ。
そして、滝の向こうにあった洞窟に着地する。


そこで、イメージが途絶えた。




「……あれ、アイク?」


「どうしたのかな、ボーっとして」


「あ……あぁ、ピカ。今、またあれが見えたんだ……あの不思議な夢」


「えぇっ、ホント!?」


「夢?」


「アイクは予知能力みたいな……そういう能力を持ってるんだ。
なぜかはわからないけどね……で、どういう夢だった!?」




アイクは今見た夢のことを説明した。




「なるほど、この滝の裏側には洞窟がある、ということか……」


「じゃあ僕のサイコキネシスでこの水抑えようか?」


「……お前の場合滝自体が吹っ飛びそうで怖い」


「けど、滝の勢いはこのとおりすごいし……もし滝の裏側に何もなかったら……
そんなところに突っ込んで行ったら……ボクら、ぺしゃんこだよ?」




しん、と静かになった。


しばらく、沈黙が続く。
ピカが口を開いた。




「…………うん、ボクはアイクを信じるよ。
怖がって中途半端にぶつかったら、どっちにしろ大怪我もんだからね」


「そうだな。行くなら思い切り、だな」


「僕らも行くよっ」


「――――勇気を、振り絞らなくちゃ!」




ぐ、と握りこぶしを作るピカ。
そして、滝を見据えた。




「じゃあ行くぞ。
3……2……1……」


「それぇっ!!」




アイクたちが同時に駆け出す。
アイクたちは滝を抜け、穴の中に着地する。一部うまく着地できなかったが。




「っと!」


「わっ!!」


「よっ……ここ、洞窟みたいだぞ?」


「本当だ……な」




アイクは周りを見渡す。
薄暗い洞窟。背後には、今通ってきた滝。




「……アイクの見たものは正しかったんだ。
やったぁ! みんな、行こう。洞窟の奥へ!」


「あぁ、そうだな……洞窟探検、開始だ」




アイクたちは洞窟を進む。
洞窟は驚くほど深かった。滝の裏にこんな洞窟がある自体驚きだったが。




しばらく歩くと、広いところに出た。
奥には、大きな宝石がある。




「あれは……」


「すっごぉい! あんな大きな宝石見たことないや!
ものすごいお宝だよっ、もってかえろう!」




ピカは宝石に駆け寄る。そして、宝石を引き抜こうとした。
しかし、どれだけ力を入れても抜けそうにない。




「ん~~~~~~! ……はぁはぁ。
ダメだ、かたすぎるよ。全然抜けない……」


「じゃ僕g「やめてくれ」


「……俺がやってやろうか?」


「うん、お願い」




ピカはアイクの豪腕に頼ることにした。(ナエトルになっても残ってるとは思えないが)
アイクは宝石を引き抜こうとするが、びくともしない。




「……確かにかたいな、これは」


「アイクでも無理かぁ。ボク、もういっかいやってみるよ」




ピカはまた宝石を引き抜こうとする。
アイクはその様子を見ていた。


そのとき、再びアイクをめまいが襲った。




(!! これは……また、あの……っ!?)




閃光のイメージが走る。


今いるこの場所の映像が映る。
ポケモンが、宝石をおした。すると激流が流れてきて、ポケモンを流していった。
───そこで、イメージが途絶える。




「う~~~ん! えぇい、あきらめるもんか!」


「ねぇピカ、押してだめならひいてみろっていうじゃない。その逆はどうかな?」


「あ、そうか」




ピカが宝石を押す。




( ! ! ! ! )




「……アイク、どうした?」


「あ……それ、おしたら危ないことになる……っ」


「は? ……あ、水の音が」


「!!」




アイクはばっ、と横を見る。


―――向こうから、水が押し寄せてきている。




「あ~、水だ」


「激流だな」


「ずいぶんと勢いよくこっちに……!?」


「く……来るっ!!」




既にアイクたちの目の前に水が押し寄せてきている。




『うわぁぁぁぁぁぁ!!』




激流が、アイクたちを飲みこんだ。












あとがき


マルスのサイコキネシスの威力計り知れません。


「じゃあ計ってw」(マルス


うぉぉぉぉギブギブギブ!! 背骨がぁぁぁ!!
はぁはぁ……戻ります。
あわてるアイクが書いてて楽しかったです。めったにあわてないキャラをあわてさせるのが好き。
うん、俺ドS。超ドS。相手が男のときに限り。(ぇ
アイクたちはどこへいく。それは次回。




おまけ。
挿絵のカラーバージョン。
これだけ見るとただの森
これをちょいちょいいじってグレースケールにしたのが今回の挿絵です。


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