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よろづ図書倉庫『向日葵』

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短編小説


【白黒天使】リグレットメッセージ(シリアス・死にネタ)







かつてその国は、悪逆非道と言われていた。

その頂点に立つ幼き王女は、国民のまえで断頭された。

しかし、知られていない。

死んだのは、「王女の召使」であったことは。

それを知るのは、本物の王女のみ……。






         リグレットメッセージ~天使バージョン~






街外れの小さな港。

一人、夕日のなかたたずんているのはおれだ。


昔、お前から聞いた、この海に昔からあるひそかな言い伝え。



――しってる? 街の外れにある港の伝説


――しらね。どういうの?


――願いを書いた羊皮紙を、小瓶に入れる。それを海に流せば、いつの日か想いは実るんだって……


――うわっ、嘘くせぇな


――もう、サマエルってばロマンがないんだから



おれは、羊皮紙を入れた小瓶を思い切り海に投げた。

波にさらわれ、流れていくガラスの小瓶。

中には願いをこめた、メッセージ。

それはいずれ、水平線のかなたに静かに消えていく。



「……ピット……」



ふと、思い出すはお前の事。


お前は、いつもおれのために何でもしてくれた。

なのに、おれはいつもわがままばかり言っていたっけな。
それでいつも、お前を困らせてた……


――――いつも、おれの願いをかなえてくれていたお前はもういない。

だから、この海におれの想いを届けてもらうんだ……


小さな願いは流れていく。ただ、波に乗ってゆっくりと。

涙と、少しのリグレット【後悔】。
ただそれが、おれに残るもの。

罪に気づくのは、いつもすべて終わったあと。
今だって……そうだ。


おれのせいで、あいつは。

あいつは、おれの前から消えてしまった。

おれのわがままのせいで。



ごめん。



流れてゆく、水平線のかなたに静かに消えてゆくガラスの小瓶。


小瓶にこめた、小さなメッセージ。


もしも、生まれ変われるならば……

生まれ変わることが、許されるならば。



「            」



波の音に、おれの声がかき消される。


この罪を、お前は許してくれるか?




しばらく後、浜辺の人影は消えた。

ただ、波の音が響くだけ。







――サマエルの、バカ


――いいだろ、別に。お前に会いたかったんだからさ


――僕は君に生きてほしかったんだよ! ……そこまでして、会いに来なくてもいいのに……


――泣いてる……なんでだ?


――わかんない……僕、自分でも今どう思ってるのか、わからない。
    悲しいのかな、うれしいのかな……


――なんだよ、そりゃ
    けど、おれはお前に生きてほしかったんだ。おれのせいで、お前もこんな目にあわせちまったし……


――あ……今のサマエルは、暴君王女じゃないね


――は?


――僕、君の召使として生きれて、幸せだったよ。

    ねぇ、もしも生まれ変われたら、今度は……


――今度、か……いうことなら、わかってる


――そう? じゃ、声をそろえていおっか。せーのっ





             そのときは、また……








あとがき


曲を聞きながら妄想していたせいで涙が止まらない……!
へ、変な妄想(死にネタ)するからだ! うわーん、俺のバカ!!
あえて死にオチを選びました。これが一番オチとしてしっくり来るかなと。見て後悔した方、ごめんなさい。
普段ひどく扱っていても、王女は召使のことを愛していたはずです。
もうそれが男同士でも俺は別に(ry
しかし、ここまで妄想いれると現物がわからない。
まだスマブラでボカロやったら笑ってくださいw


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