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よろづ図書倉庫『向日葵』

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MIX-DQ9


【ABYSS-DQ9】守護天使ルークの旅のハジマリ。【お試し】


 こちらの小説は、「テイルズオブジアビスの主人公、ルークが最終決戦後DQ9の世界に転生した」設定での話です。
 多分どっちかを知っていなくても大丈夫……なはずですが、そんなのみとめぬぇ! って人はブラウザバックお願いします。
 
 
 じょーぶじょーぶだいじょーぶ! な人はどうぞスクロールを。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 ホドでの最終決戦の後、その世界から消えてしまった『聖なる焔の光』。
 
 
 だけど、彼はある世界で旅をしていた。
 その時が来るのを待ちながら……かつて犯した罪を償いながら……
 
 
 
 
 
 
 ウォルロ村。……滝を臨む小さな村だ。
 その片隅に、村を見守るように立つ像があった。
 
 守護天使像。
 その世界のほとんどの村や町に立っているものだ。
 翼の生えたその像の台座には、文字が刻まれていた。
 
 その像の前にしゃがみこむ赤毛の青年。ただ、彼の頭上には光輪が、背には白い翼があった。
 彼は、その台座に彫られた文字をなぞる。
 
 
「守護天使、ルーク……いつのまにここ変わったんだろ。しかもオレにぜんぜん似てないし」
 
 
 苦笑いを浮かべる青年。
 その姿を不思議に思うものは、誰もいなかった。
 
 なぜなら、彼は人間たちには見えていないからだ。
 
 
「さてと、それじゃあ……守護天使のお仕事、始めますかーっ」
 
 
 青年は立ち上がる。
 
 彼こそが、ウォルロ村の守護天使ルーク……オールドラントのレプリカルークの転生した姿であった。
 
 
 ルークはオールドラントでは行方不明ということになっている。
 しかし、彼はローレライを解放した後音素乖離、そして大爆発により消失を免れることはできなかった。
 だが、彼の意思は第七音素と共に音譜帯へ。
 その後、ローレライによってこの世界に守護天使として転生したのだ。
 
 
 人々の喜ぶ姿を見るのが、ルークはとても嬉しかった。
 ルークは、こうして生きることを誇りに思っていた。……たまにくじけることもあるが。
 
 落し物を探したりなど、ルークができるのは本当に小さなことだ。
 そんな小さなことでも、人間が喜んでくれるのが嬉しかったのだ。
 
 
 迷える魂を成仏させたルークは、ふと空を見上げる。
 空には、すでに月が昇っていた。
 そろそろ天使界に戻らなくちゃなぁ、と思いながら村を歩く。
 
 
「ウォルロ村の守護天使、ルーク!」
 
「はいっ!! ……い、イザヤール師匠(せんせい)。無理してその長いので呼ばなくてもいいんですけど」
 
 
 ルークの視線の先には、もう一人守護天使がいた。坊主頭の守護天使、彼の師匠であるイザヤールだ。
 厳しいながらも、ルークを見守ってくれる……信頼できる師匠であった。
 ぶっちゃけて言うと師匠になってもらったばかりのときに嫌っていたのが本当に申し訳ないくらい。
 
 もう、絶対に間違いは犯さない。
 ルークはそう心に決めていた。
 
 
「ふむ、私も呼びにくいと思っていたところだしな……
ところでルーク、どうする。天使界に戻るか?」
 
「はい、いっぱい星のオーラ集めました! 早速捧げてきたいです」
 
 
 守護天使の役目は、人間を助けたときに現れる人間の感謝の心の結晶……『星のオーラ』を集め、天使の住む世界『天使界』にそびえる世界樹に捧げることだ。
 星のオーラを捧げ続ければ、いつか世界樹には『女神の果実』がなり、天の箱舟が現れる。
 そのとき天使は神の国に帰ることができる、という言い伝えが天使界にはあった。
 
 ルークも、言い伝えの意味はわかっていないが星のオーラを集めていた。
 何より、人々の感謝の言葉がうれしかったのだ。
 
 
「師匠は、どうするんですか?」
 
「私は今しばらく下界にいるつもりだが……ん?」
 
 
 イザヤールが空を見上げる。ルークもその視線を追い、空を見た。
 闇の中に、星々が輝いている。その間を縫うように、金色の機関車が走っていた。
 イザヤールがそれを見て、つぶやく。
 
 
「天の箱舟か……最近あわただしいな。ルークよ、すまない。気が変わった。私も天使界まで同行しよう」
 
「はいっ」
 
 
 イザヤールが飛び立つ。ルークもそれを追うように、飛び上がった。
 ……空を飛ぶのに慣れるのも、だいぶ時間がかかった。今ではちゃんと飛べるようになったが、イザヤールに指導されてたあのころが懐かしい気もする。
 雲の間を縫うように、二人は空を飛んでいく。
 
 
 しばらく飛んでいると、天使界が見えた。天使界に降り立った二人は、世界樹の元へとかけていった。
 世界樹は、天使界の頂上にある。見習いの天使は世界樹に近づけないが、守護天使以上の上位天使にはそれが許されていた。
 それだけ、天使にとって世界樹は神聖な存在なのだ。
 
 階段を駆け上がると、そこには世界樹があった。
 普段は静かにたたずんているはずのそれは、きらきらと輝いていた。
 世界樹の近くに、天使界の長老であるオムイが立っている。オムイは二人に気づくと、振り向いて二人を手招きした。
 
 
「おぉ、イザヤールにルーク。見なさい、この世界樹の様子を。
……星のオーラの力が満ちて今にもあふれ出しそうじゃ」
 
「あと少しで、世界樹も実を結びそうだな……ルーク、星のオーラは何個ある」
 
「3つ、です。……今からささげてみますっ!」
 
 
 ルークが一歩前に出る。そして、星のオーラを掲げた。
 
 星のオーラが世界樹にゆっくりと吸い込まれていく。
 星のオーラが見えなくなったかと思ったら、世界樹がまばゆい光を放った。
 
 世界樹に、黄金の果実が実り始める。
 ……女神の果実だった。
 
 
「うわ……!!」
 
 
 ルークも思わず声を上げる。
 ひとつ、またひとつと輝きを見せる果実。
 すると、空にひとつ流れ星のような光が走った。……それは、さっき見えたものと同じ、天の箱舟だった。
 
 
「おぉ、天の箱舟……言い伝えのとおりじゃ!」
 
 
 オムイが喜び、声を上げる。
 
 天の箱舟は天使界に近づき、やがて世界樹の上に止まった。
 何が起こるんだろう。期待と不安を持ちながら、ルークは天の箱舟を見つめる。
 
 
 そのとき……いきなり、地上のほうから謎の光が勢いよく昇ってきた。
 そして、その稲妻のような光が天の箱舟を射抜く。
 
 天の箱舟が、目の前でばらばらになっていく。それはそのまま、地上に落ちてしまった。
 あの光は何度も天使界を襲う。世界樹のすぐ近くを、非常にまばゆい光が襲った。
 
 爆風のような風が吹き上げる。
 ルークは、飛ばされないように世界樹の幹を掴んでいた。
 何が起こっているのか、わからない。光がまぶしすぎて、周りが見えないのだ。
 ただ、かがんでいるオムイとイザヤールの姿は確認できた。
 
 
「ど、どういうことじゃ!? ……わしらは、だまされていたのか!?」
 
 
 オムイのあわてる声。
 だが、光が消えることはない。世界樹の幹を掴むルークの手も限界に近づいてきた。
 イザヤールが、あわててこちらに視線を向ける。そしてこちらに手を伸ばしてきた。
 ルークは、その手を掴もうとする、しかし……幹を掴んでいた手が、離れてしまう。
 
 ルークの体が、宙に浮かんだ。
 
 
 ……つかめない。とおざかる。
 
 
 空に、愛弟子の名を呼ぶ声が響いた。
 
 
 
 
 おちる、おちる……。
 
 
 
 
 ウォルロ村、天使像の前。
 ただ静かに天使像を見つめる、赤い髪の青年。
 
 
「ん? 誰かと思ったら、この前の地震のドサクサで村に紛れ込んだルークじゃないか」
 
 
 金髪の少年が、青年に声をかける。
 
 
 青年は、守護天使ルークだった。
 ただ、その背には翼はなく、頭上の光輪もなかった。
 どこからどう見ても、人間にしか見えない。事実、ウォルロ村の人々からは人間として認知されていた。
 
 どうして人間になってしまったのか、ルーク自身にもわからない。
 ただ、今ここで何ができるのか……そのことを、考えていた。
 
 
 
 
 天使の証である翼と光輪をなくしたルークは、人間として旅をすることになる……
 彼自身の知らない、大きな旅を。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

あとがき
 
 書かないつもりだったのにさくさく書けてた。
 そんなわけで、守護天使ルーク話なのです。根気と時間があれば続きも書く予定。
 この小説、相当なオリジナル設定混ざってます。あんなやつのこんな設定、こいつらのあーんな設定などなどなど(ry
 とりあえず、天使ルークかわいいと思うのです。イザヤールせんせい、とかゼッタイかわいいと思うんです!!
 現在、この小説をこちらで連載する予定はありません。もしかしたら続きをpixivで書くかもという程度です。……まぁ、需要がないのは確かなんだが……


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